ついついヘアケアばかりに目が行きがちですが、頭皮環境をよくするためには、「食べ物」もとても重要ですので、今回は髪に良い食べ物をご紹介します。
何を食べたか聞かなくてもわかってしまうのが「髪」です。
たとえば髪を数センチ切って栄養状態を見るミネラル検査があるように、髪は体の成績表と言えるのです。
逆にいえば、何歳になっても、髪は食べるもので変えることが出来るということです。
もし、あなたが髪のベタつきで悩んでいるとしたら、それは頭皮環境の悪化によるものが大きいでしょう。
原因はおもに「頭皮の水分と油分のバランス」が崩れることです。
これを改善するにはまず食生活の見直しが必要です。
揚げものやスナック菓子といった酸化した油が多く含まれている食べものや、ケーキやチョコレートなど脂質や糖質の高いスイーツは、皮脂分泌を過剰にして、水分と油分のバランスを崩すため頭皮がベタつきやすくなります。
酸化物や脂肪分、糖質過多の食生活を見直すと、ベタッとしてニオイが気になる汗や皮脂から、さらさらとした汗と正常な皮脂バランスへ次第に変わっていきます。
摂りすぎた油分の排出を促し、健やかな頭皮に整えるためには「ビタミン」は欠かせない栄養となります。
なかでもビタミンB群は、皮脂をコントロールする働きがあります。ビタミンB群が多く含まれるアボカドや桃、うなぎなどを積極的に摂りましょう。
頭皮の新陳代謝を促すのはビタミンA。緑黄色野菜や赤身肉に含まれます。
皮脂の過剰分泌を抑えるのは、野菜やフルーツ全般に含まれるビタミンCの役割。
抗酸化作用や血行促進作用のあるビタミンEは、ほうれん草やブロッコリーのような緑の野菜やナッツ類に含まれます。
朝食としてビタミンをバランスよく摂取すると、肌にエンジンがかかるようになります。
新陳代謝が徐々に整っていき、頭皮環境が改善されることで、日中、不快にさせる頭皮のベタつきはぐっと抑えられます。
スタイリング剤やシャンプーなどの商品に頼るだけでなく、まずは食生活の改善を心がけましょう。